2012年5月27日日曜日

FX投資家が損するとFX業者が儲かるの?


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今日は、「FX投資家が損するとFX業者が儲かるの?」を記事にします。

よく、外国為替系の掲示板で「FX投資家の損はFX業者の儲けになる」と書き込みをしている人がいます。

これは本当なのでしょうか?

結論から言うとFX投資家が損した分がFX業者の儲けになるわけではないです。

まず、FXの簡単な仕組みを図にしてみました。




















FX業者がやっていることは結構単純です。

(1)FX投資家にインターバンクレートより有利なレートを提示する
(2)カバーを取る
※その他に手数料がとることがもあります。

今、ドル円のインターバンクレート(ニュースでよくやる外国為替市場でのレート)が1ドル80円だとします。このときFX業者は利鞘(スプレッド)をとるため少し高めのレートで投資家に売ります。
その値段が81円だとすると、結局業者は、

80円で銀行からドルを仕入れて、投資家に81円で売る

ということをしています。

それってズルくないかい?とお考えになるかもしれませんが、全然ズルくないです。

例えば、普通のスーパーでも、市場でレタスを100円で仕入れて、100円でお客さんに売ることはしないと思います(まったく利益がでません)。150円とかで売って利益を得ていると思います。まったくそれと同じです。

ちなみに「カバー」は、とりあえず「なくなった分を取り戻すこと」と覚えておいて下さい。
業者は、100万ドルを投資家へ売ってしまったので、100万ドル銀行で買ってきて、なくなった100万ドル分を回収します。

※Mは単位で、100万です。

今日の記事でインターバンクレートとかいきなり出てきて、分かりにくかったと思います。
私が入社した時、最初に躓いたところでもあります。
なんといっても為替レートというものは「ニュースのレートただ一つ」だと思っていたので。
実際には色々なレートがあります。

そこも必ず解説するので、今回は、投資家の損した分が別に業者の儲けになるわけではないというところを覚えていただければと思います。

FX業者は単純に手数料とスプレッドで利益を稼いでいるだけです。だから投資家にはたくさん取引をしてもらいたいわけです。当然取引量を増やしたいのでデイトレードを勧めてきます(笑)

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